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二人だけの同窓会
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:二人だけの同窓会
投稿者: older ◆1KAwi07cG.
久し振りに乗っている電車…。
私は窓外に流れゆく景色をただ漫然と眺めていたが、居心地の悪さを感じていた。
乗り馴れない電車の中では落ち着けない。


「智也君?」

突然自分を、それも名字ではなく名前の方で呼ばれた様な気がして、まさかと思いながら振り返ってみた。

「やっぱり智也君だ」

そう言って人懐っこい笑顔を投げ掛けてきたのは、高校卒業以来三〇年以上も会うことの無かった、同級生の森山裕美だった。

「おお~久し振りだねぇ」

とは言ったものの、高校時代の私は自他共に認める悪ガキで、一方裕美は三年連続クラス委員長に選ばれた程の秀才で、おまけに美人の誉れ高い全校生徒憧れの存在。
とても私などが、気軽に話し掛けられる相手では無かった。


最寄り駅で一緒に降車して、改札口に向かい並んで歩き、誘われるままに駅近くのカフェに入った。
向かい合わせて座る裕美は、まだまだ美貌を保って、その体型も昔の様なプロポーションを維持している。
相変わらず眩しい存在である事には、変わり無かった。

一頻り昔話に花を咲かせ話題が途切れた時、溜め息混じりに呟いた裕美の言葉に我が耳を疑った。

「でも、最後迄気づいてくれなかったわね…
私があなたを、三年間想い続けていた事を」

衝撃の告白だった。
あまりにも思いがけない言葉に、私は何一つ返す言葉を見つけられなかった。

三〇年以上前の気持ちを突然告白された私は面食らって、ただ裕美の顔を見つめていた。
更に裕美の言葉は続く…。

「本当に好きだった
好きで好きで堪らなかった
でも…どうしても言えなかった…」

声を震わせながら訴え続ける裕美の瞳からは涙が溢れ、頬を伝って零れ落ちても、拭いもせずにじっと私を見つめている。

「夢にも思わなかった…ごめんね
憧れてはいたけど、まさか私なんかが相手にして貰える訳が無い、そう思っていたんだ」

そう言うのがやっとだった。

「私の方こそごめんなさい
突然変な話をしちゃったわね
あなたの顔を見たら、少女の頃の思いが
次々に甦ってきて、自分の気持ちをどうしても
抑えられなくなっちゃったの」

長い沈黙に耐えられなくなった私は、一つの提案をした。

「じゃ、裕美ちゃんさえ良かったら
昔の気持ちに戻って一度デートしてみる?」

「本当?本当にデートしてくれる?」

「嘘じゃないよ、でも家庭は大丈夫?」

「私の方は何の問題も無いわ」



私達は再会を約して別れた。
しかし、あの委員長が…
本当に驚きの再会だった。


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2017/05/01 12:27:02(DrdqRVCx)
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