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1:姉貴
投稿者:
(無名)
北関東にある我が家は、幼い頃に母が亡くなって以降、俺と2歳上の姉貴と親父の三人家族。所謂父子家庭だが、親父は土建業の職人で、長く現場に出掛ける事が少なくない。
俺達姉弟が小さい頃は近所に住む祖母が面倒を見てくれたが、俺が中学に上がる頃に亡くなり、それからは、俺と姉貴の二人きりで過ごす時間が増えた。 姉貴は弟の贔屓目に言って結構可愛い方だと思う。 くりっとした目に長い睫毛。黒髪のショートが似合う体育会系女子で、男女共に人気があった。 俺の同級生はもとより、見知らぬ男子に『ラブレターを渡して欲しい』と頼まれたのは一度や二度では利かない。時に女子からも交際を申し込まれる程だった。 そんな姉貴も家で俺と接する時は普通に『姉』であったが、ある切っ掛け境に、俺は姉貴と男女の関係になり、互いを求め合うようになった。 あれは5年前の事だ。 親父の留守。俺が中学三年生、姉貴が高校二年生の6月。部活を終えた俺は砂まみれの身体を流そうと、衣服を脱ぎ散らかしながら、玄関から風呂場に直行する。 ガラガラッ 風呂の戸を勢いよく開けると、そこには裸で湯船に浸かりスマホを弄る姉貴が居た。 「きゃっ!」 小さな声をあげる姉貴に俺も驚く。 「うおっ…悪い!ごめん!すぐ出る」 咄嗟に謝り、慌てて出ようととする俺を引き留めたのは姉貴だった。 「もうこのまま入っちゃえば?昔はよく一緒に入ってたじゃん」姉貴の落ち着きに、俺は何だか自分が恥ずかしくなり、姉貴の言葉に甘えてそのまま風呂に入る事にした。 風呂椅子を湯で流して腰を下ろし、シャンプーで頭を洗う。ふと横目で見ると、姉貴はスマホを仕舞い、目を細めて俺の身体を感慨深げに眺めている。 「カズも大きくなったねー…もう大人だ…」 「あんま見んなよ!」 「いいじゃん。あたしが育てた様なもんなんだから…」 姉貴は誇った様な笑みを浮かべるが、確かに姉貴の言う通りだった。仕事柄不在がちな親父に代わって、食事や生活、俺の面倒を見てくれたのは姉貴だ。 「うん。それは確かに。感謝してるよ」 「素直じゃん。気持ち悪っ」 「なんだよそれ…」 「ちっちゃいカズは可愛かったなぁ」 そう言うと、姉貴は湯船に浸かりながら、タオルで俺の背中を流す。 「運動部だっけ。筋肉付いたね」 姉貴は関心しながら、細い指先で背筋を撫で、付いた泡を肩口や胸筋にのばす。 「ちょ…やめろよ…」 「恥ずかしがる事ないじゃん」 姉貴はシャワーを持つと子供の頃にしたのと同じ様に俺の身体を流し、湯船に入る様に促した。 ざばばば… 姉貴と向き合う様に湯船に入ると大量の湯が溢れ、風呂椅子や桶が流される。子供の頃より大きくなったせいか、二人で入る湯船は狭い。 俺と姉貴は密着し、内腿が姉貴の滑らかな素肌に触れる。近くで向き合う姉貴はほんのりと頬を赤く染め、瞬きの度に濡れた睫毛をはためかせる。 小麦色の肌にくっきり白く残った日焼け後が、小振りな乳房を何とも生々しく感じさせた。 「何じっと見てるんだよ」 姉貴はニヤニヤしながら俺を冷やかす。 「う…うるせーよ…」 俺は目のやり場に困り視線を泳がせるが、姉貴は特に恥じるでもなく、じっと俺の顔を見詰めている。 「カズ、触ってみたい?」 そう切り出してきたのは姉貴だった。 「え?良いの!?」 俺は取り繕う言葉も忘れて素直に反応する。 「いいよ」 姉貴は俺の手を取り、自分の胸に導いた。 「柔らか…」 俺は身体の内から込み上げるものを感じながら、姉貴の乳房に触れる。緩やかな稜線をそっと掌で包み、壊れそうなものを愛でる様にそっと持ち上げる。手を動かす度に掌に感じていた乳首の感触が、コリコリと硬くなって行くのが解る。 姉貴は目を薄く閉じ、少し呼吸を浅くする。 「どう?」 「うん…なんか…興奮するかも…」 フウフウと俺の鼻息も荒くなり始めた頃、姉貴の指先が俺の股間に触れた。 「何だよ…硬くなってるじゃん…」 そう発する姉貴の声は、妙に艶っぽく、少し嬉しそうにも感じる。姉貴は形を確認する様に俺のペニスを指でなぞり、俺が姉貴の乳房にしたのと同じ様に柔らかい掌で包んだ。 「大っきくない?やば…」 「あ…うっ…」 「ここはぷにぷにしてるね…」 「あ…ダメだって…」 姉貴が触れる度に俺のペニスは歓喜してピクピクと躍動する。俺達は妖しげな空気にすっかり飲み込まれて、いつの間にか唇を重ねていた。 「姉貴…」 「カズ…」 「出よっか…」 俺達は続きをする気満々で風呂を出て、互いの身体を拭き合い、裸のままベッドに入った。 改めて唇を重ねる。柔らかい唇の感触に溶け合い、舌を絡める。 それからはもう夢中だった。 姉貴の首筋に舌を這わせ、コリコリに勃起した乳首を吸い、姉貴の股座に顔を突っ込んで姉貴の秘部を舐め上げる。 姉貴は女の声を出して、俺の背中に爪を立てる。 処女と童貞。 濡れそぼった姉貴の膣に熱り立ったペニスを押し当てると姉貴は一瞬痛そうな顔を見せる 「痛っ…ふぅっ…」 「大丈夫?止める?」 「ううん…ゆっくりでいい?」 「うん…ゆっくりね…」 つぷつぷと亀頭の柔らかい部分を少しずつ出し入れすると、姉貴の愛液がそれに絡んで滑りを帯びて、姉貴は俺のペニスをゆっくり少しづつ体内に飲み込む。 そしてすっかり根本まで飲み込むと、姉貴の奥には俺のペニスを迎えに子宮が下がって来ていた。 「どう?苦しくない?痛くない?」 「ありがとう。大丈夫。」 「姉貴の中、すごく気持ちいいよ」 「あたしも…すごく幸せ…」 どう動いていいのかも解らない初めて同士だった俺達は、抱き合って性器を繋げたまま動かす事もなく、ただひたすらに唇と言葉を交わす。 それでも姉貴の体内は、まるで精を求めるかのようにひとりでに収縮して蠢き、終の瞬間が訪れる。 「あっ…ああっ…ダメだ…」 俺はその快感に姉貴に刺さったまま、溜め込んでいた想いの全てを姉貴の中にぶち撒けた。姉貴もまた、俺が精を吐く瞬間の膨張に呼応する様に、つま先をピンと伸ばし、板バネの様に身体を反らし涙を流しながらガクガクと全身を痙攣させる。 その後俺達は、姉と弟という仕切りが外れ、一つのベッドで色水が混ざり合う様に甘え合い、互いの肌に触れ合った。 カズ、ずっと、ずっとこうしたかった… 俺もだよ。姉貴が好きだ。 その後親父が事故で亡くなり、いよいよ二人きりの家族になった俺達だったけど、その後、姉貴は俺の子を宿して家族が増えた。そして、きっとあと何人かは増えるかも知れない。 俺と姉貴だけの秘密の関係はまだ続いている。
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2025/06/01 06:45:28(47yRHIBn)
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