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ことだまの魅力
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:ことだまの魅力
投稿者: 操りフェチ
皆さまごきげんよう。
オレはこの物語の主人公であるタケシ。
今年の3月で社会人になったばかりの18歳。
ある日の仕事帰り、とある場所に立ち寄った事が原因で『言霊催眠』の力を手に入れる事となる。

「ふぅ~。今日もやっと一日が終わったな。さて、帰るとするか!!」
「あら?松山クン、今帰りなの?気を付けてね」
「お疲れ様です佐藤先輩!!」

 時刻は夜の7時過ぎ。
今の職場に入ってまだ2か月目だと言うのに、早くも残業を強いられている。
先ほど声をかけてきたのは先輩である佐藤みゆき、25歳のOLさん♪
綺麗な顔つきで、いつも笑顔で、何より巨乳な存在なのが、オレにとっては外せない所・・・。
しかし、学生時代に全くモテなかったこのオレに、社会人になったとしたって、モテ期なんて物は訪れるハズがない・・・。
いや、訪れるハズもない!!

 ずっとそう思っていた・・・!!
あの力を手に入れるまでは・・・。
そう、それはあの時、初めて佐藤先輩に声を掛けられた日の仕事の帰り道に起こった出来事だった。

「あれ?こんな場所あったかな?」

いつもアパートから会社までは歩いて行き来しているが、今オレの目の前に見慣れない光景が目に入り込んでいるのだ。

「確かにあそこの空き地の横は通るんだけど・・・」

 見る限りにいつもの空き地である。
しかし、どういうわけかその空き地の奥の方・・・。
小さいんだけど、『魔力封印』という文字が書かれたお札が貼られてある筒が、青白く光っているのだ。
その光は、オレがその筒に近付くにつれ、だんだん強くなっていき・・・。

「やばぃ・・・。まぶしぃ、・・・目が!!」

 次の瞬間だった。
オレは何もしていないのに、その筒のふたが突然、勢いよく開き、何かが出てきたのだ。

「ふっふっふ(笑)。お主は中々の淫欲の持ち主じゃ!!オレを目覚めさせてくれた事に例を言わせてもらう!!」
「何なんだ・・・。お前は・・・、見るからに人じゃないだろう!!」
「まぁ、人じゃないと言われてもおかしくはないが、死人である事には間違いないな!!」
「だったらなんでこんな場所に・・・!?」

 筒の中から飛び出て来た魔物に対して語りかけようとした時、
『聞かせるか!!』と言わんばかりにオレの意識はなくなっていった。
気が付けば、その場で深い眠りに付いてしまったのである。

「松山タケシと言ったな。こんな手荒な真似をしてすまん。実はワシの前世は女を思い通りにする力を使って生活をしていたが、ワシらの時代はいつの間にか終わりを告げてしまっていた。ある時、ワシが最後を過ごした街の神社の神主が、こんな奴らをいつまでも生かす訳にはいかんと言いだし、埋葬後、お札を貼ってワシの力をこの場所に封印してしまった。だが、長い眠りからまた、力が活発になり、目覚めの時を待っておったのだ」

 オレは魔物との会話に対し、うんうんとうなずくしかなかった。
話によれば、その魔物は相当な力の持ち主で、女を『言霊催眠』と言う特殊能力を使って、自分のためにヤリ放題してきたらしい。

「どうじゃ?凄いだろう?力を使う時は、対象の人物と目を合わせ“使用開始”と叫ぶが良い。そうすることで対象の相手は催眠に墜ちるであろう。」
「そんな凄い力をオレに・・・」
「催眠に墜ちた後は、どう相手と遊ぶかはお前の自由じゃ!!だが、女を抱くときは必ず最後は中出しセックスをする事を命じる。そうせんとせっかく封印が解けたワシの力の役目が、果たせていない事になるのでな・・・!!」
「でも、何か不安な感じがするんだけど・・・」
「心配せんで良い・・・。力を与えた後もワシはお前さんの側にいる・・・。おっ、今じゃ!!綺麗な女な子が路上を歩いておるぞ!!」

 コイツ・・・。
他人には見えないのか・・・。
気が付いたらオレは再び起き上がり、魔物と会話を続けていた。
そして、どうしてもと言うので、たまたま通りかかった女性と目を合わせてしまい・・・。

『使用開始!!』

 と言ってしまった・・・。
すると、その女性は目がうつろになり、だんだんこちらへと歩いて近付いて来るのである。

「ふっふっふ(笑)お主よ、ここから先はお前の腕次第でこの女な子に対しては何でも出来る状態だ!!さぁ、どうする?」
「・・・・・・・・・・、裸になれ!!」

 しばらく沈黙したあと、オレは女にそう命令した。
すると、その女はオレの言う通り、何も表情を変えずに服を脱ぎだした。
そして・・・。

「お待たせしました。これが私の全裸姿でございます」

と答えたのだった・・・!!

「これは・・・?」
「どうじゃ?凄いだろ!!この力こそ、ワシがお前に与えてやった『言霊催眠』の力じゃ!!」
「さぁ、思う存分この世界を好き放題していくがイイ!!」

 そう言って彼は星になるように、天高く空へと消えて行った。
まるでアニメみたいな話。
まさか、実際にそんな事が起きるとは、何も予想をしていなかったタケシであった。
2018/10/03 20:34:53(SaGY/yBx)
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