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ゾンビワールド
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:ゾンビワールド
投稿者: なぐお
もう人の声さえしなくなった。少し前までは、町のあちこちから生きた人間の悲鳴が聞こえていたが、今はもうそれもない。

僕は走っていた。逃げる場所もないのに。助からないのに、それでも走り続けていた。
『生きるためか?』、それも違う。事実、僕はゾンビに噛まれてしまい、後3時間もすればヤツラの仲間入りなのだ。

たどり着いたのは、自分の家だった。カギ掛け、チェーンもしたが、この扉がいつまで持つのやらである。
しかし、予想外のことが起こる。家の中から物音がする。護身用にと金属バットを手に持ち、部屋の奥に向かった。ゾンビだった…。
僕に気づいたゾンビは、こちらを振り向き、ゾンビスタイルでこちらに寄ってくる。金属バットを振った。狭い家の中なので、家具を壊しながら僕は殴った。
そして…。

奥には、ゾンビが食べていた人間が横たわっていた。脳まで食べられ、もうゾンビとしても生き返らない。顔は壊され、着ているもので判断するしかない。
母だった…。

僕は先程のゾンビの格闘で、更に傷口が増えていた。どうせ、もう助からないのだ。1つ噛まれるのも2つ噛まれるのも同じである。
それよりも…。

縛られたゾンビは、目を一杯に広げて僕を見ていた。『獲物だ!』、そう見えてるんだろう。しかし、それはこちらも同じだった。
『最後に、こんないい女と出来るんだから…。』
年齢は25歳くらいか。今は目を見開いているが、閉じればいい女なのかも知れない。

猿ぐつわにと口に掛けておいたロープは、既に噛み切られていた。筋肉などどうにでもなるのだから、当然のことだった。
僕はタオルを濡らし、女ゾンビの口に入れ、更にロープで縛りつけた。もちろん、彼女は息などはしていない。あくまで噛まれるのを防ぐためだ。
おかげで、更に傷口が増えた。ウイルスが体内に大量に回り、3時間どころか、1時間もないかも知れない。しかし、僕は焦らなかった。最後は、彼女と過ごすともう決めたからだ。

カッターで彼女の服を切り刻み、服を脱がせていく。そこで気がつく。『冷たい…。』と。まるで体温がない。当たり前だった。彼女は死んでいるのだから。
僕は、濡れたタオルをもう一枚用意した。彼女の汚れた身体を拭いてやるのだ。泥にまみれ、人を食い、そしてここまでやって来たのだ。
とても異様な匂いが、僕には我慢が出来なかったのだ。電気がつかないのは幸いだった。きっと、拭いたタオルは血で汚れているはず。
それを、見なくて済むのは助かる。もうひとつあった。月明かりの中、その女ゾンビの身体はとても美しく見えたのだ。きっと、彼女はモテたに違いない。

彼女に乗り上げた。なんとか僕を噛もうと、必死になっている。『パシッ!』、僕は初めて女性を殴った。ゾンビとは言え、いい気はしなかった。
しかし、2度3度と殴ると少し気持ちが変わって来る。『女を支配するって、男の夢…。』、そんな気持ちになったのだ。

彼女のオマンコを触る。カサカサしていて、潤いがない。オマンコというより、大きなシワがそこにはあった。
僕はキッチンから、調理用油を持ってきた。その油の口を彼女のオマンコに突っこみ、思いっきり容器を潰す。
大量の調理用油が彼女のオマンコに注がれ、そして逆流をして出て来る。
僕はズボンを脱ぎ捨て、勃起したチンポに溢れた油を塗った。そうなのだ、僕は既にこのゾンビに興奮し、勃起していたのだ。

チンポをあてがい、そして彼女のオマンコに突き刺した。彼女は暴れた。もちろん感じている訳ではない。僕をなんとか食おうとしているのだ。
しかし、僕はそれを『この女、チンポ入れられて感じてやがる。』と都合のいいように理解をしようとしたのだ。
調理用油のおかげで、チンポはスムーズに出し入れが出来た。人の温もりもない、ただの穴である。それでも異常な興奮を覚えしまう。
『こんな美人をレイプしている俺。』、もうそれ以外の何物でもなかった。
僕は、ただひたすらに腰を振り続けた。彼女の肩に手を掛けて、がむしゃらにピストンを繰り返す。暴れる彼女を見ながらの、セックスは最高だった。

その時だった。『バキバキバキッ!』と鈍い音がした。僕の骨が折れたのかと思った。しかし、それは違った。
骨を折ったのは、彼女だった。自分で自分の両腕を肘から引きちぎったのだ。自由になった腕を僕に押し付けて来る。

しかし、もうそんなのは関係なかった。彼女にしがみつき、殴られながらも、ただひたすらにチンポを打ち続けた。
『ウオオオォォーーー!!』、こんなデカい声で射精などしたことがない。一回やってみたかったことが最後に出来たのだった。

僕は、彼女を窓から投げ捨てた。暗闇の中、『ドスンッ!』と鈍い音が鳴り響いた。
『これでもう思い残すことはない…。』、僕は部屋で一人、ただに死ぬのを待つことにした。

思い返せば、つまらない人生だった。女性が苦手で、声も掛けられず、おかげで彼女も出来たことがない。そんな僕でも、なんとか最後に男になれたのだ。本当にもう思い残すことはない。


ところが、『あれ?また勃っちゃった。まだ時間をあるんじゃねぇ?まだいけるんじゃねぇ?この世界って、もしかして僕向きじゃねぇ?』。
僕は玄関の扉を開き、外にいくらでもいる女を探しに行くのであった。
2017/05/01 22:51:11(MgaU6C59)
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