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Sと絵夢の扉
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:Sと絵夢の扉
投稿者: 陸男 ◆1DwMtkIsos
プロローグ

ビシッ! あぐっ、、、 ビシッ! イッ(痛い・・・)

臀部に打ち降ろされたバラ鞭の衝撃と痛さで、哲夫は目を覚ました。
今、自分の身に何が起きてるのか哲夫は全く理解できなかった。
頭はぼんやり、胃がムカつき、尻だけが熱く痛かった。

ビシッ ビシッ バシッーン!

アギッ(アギャーーー)
あまりの痛さに大声を上げたが、ボールギャグに遮られ、
くぐもった声にしかならなかった。
打たれる度に尻は赤く腫れあがり、額にうっすらと汗が滲んだ。

フッフッフッ ようやく目を覚ましたな。
今日から十日間みっちり調教してやる。
病みつきになるような経験したこともない快楽を味わせてやる。

やっ(やめろー)
グッ お(お前誰だ。なぜこんなことする)

ビシーンと乳首に強烈な一撃が見舞われた。
哲夫は悲鳴を上げたが、くぐもるだけで声にならなかった。
快感とは程遠い痛みだけしかなかった。

肩、背中、腰、臀部、腹部、胸と体全体に満遍なく鞭が飛んだ。
太もも、ふくらはぎ、腕にも容赦なく鞭の雨が降り注いだ。
乳首は鬱血して腫れあがり、小豆大の大きさになった。

哲夫の体は痛さで、どこもかしこも敏感になった。
汗でひかる体が鞭に反応する様は、どこかエロチックにさえ見えたが
本人はただ苦痛に顔を歪め、呻いてるだけだった。

責めを受けてから何時間過ぎただろう。
鞭の打撃音と自分のうめき声と、
上の方から微かに聞こえるBGM以外何も聞こえなかった。

住宅地や街中ならエンジン音や人の声がしても不思議じゃない。
ここはどこなんだ?
目隠しされてる哲夫は暗闇で場所も方角も分からない、
もがく生き物と同じだった。
今まで経験したことのない恐怖に慄いた。

調教と言っても初体験の哲夫には拷問に等しい。
こんな酷い仕打ちをされる覚えはない。

胃のムカつきは少し収まったが乾きと空腹感が出てきた。
体力は落ち声も出ずもう限界だった。

ビシッ ビシッ ビシッッ
ビッシーン ビッシーン
哲夫は遠くに鞭の音を聞きながら、意識が薄れていくのだった。

調教してる男はこの世界で男爵と呼ばれ、かなり有名でだ。
ビジネスマンや学生、若者を調教しマゾに落とすのを得意としてる。
調教後はウリ専とか、秘密クラブの見世物とか噂されてるが、
嘘か誠か誰も知らない。

地位も金もあり男を奴隷にしたいと考える人も少なからずいる。
しかし一般の交流でそう言う人と巡り会えるチャンスはそうない。
男爵は需要と供給の中で生まれたのかも知れない。

哲夫と男爵の出会いは「Sと絵夢の扉」という会員制のバーだった。

男爵との出会い

哲夫は大学を卒業するとすぐ商社に就職した。
指折りの某有名商社である。
デフレは続いてて就職難は変わらなかった。
就職出来たことは運が良かったとつくづく思う。

3ヶ月の基礎研修後、現場で半年間みっちり教え込まれた。
語学力のお陰で海外研修も経験できた。
そして入社から3年、2015年の3月に辞令が出た。
四月から営業三課に配属し、晴れて独り立ちする。

この3年間仕事一筋だった。
大学からの女友達はいつのまにか離れていった。
独り身の開放感はあったものの、どこか寂しかった。
同僚に誘われて飲みに行ったのはそんな時だった。

大衆酒場の後、連れて行かれたのが「Sと絵夢の扉」だった。
女性厳禁の会員制で明朗会計の面白い店と評判らしい。
10人位のカウンターに、テーブルが2つ、こじんまりした店だった。

マスターとスタッフ二人で店を切り盛りしていた。
多い時でお客は20人位、この日は10人前後だった。
カラオケ演ってる人、隣同士で芸能人の噂話してる人、
マスターに話しかけてる人、和やかな楽しい雰囲気が漂っていた。

ここによく来るの?
と哲夫は同僚に聞いた。
今日で3回目だよ。

アットホームな暖かい雰囲気があり、
手頃なお金で飲めるのがいい。
隣のおじさんが同僚の話に頷きながら、
お兄さん一曲歌ってとマイクを向けてきた。
歌は得意ではなかったがノリでサブちゃんの祭りを演った。
歌の中盤になると手拍子や掛け声で盛り上がり、
終わると拍手で大いに讃えられた。
哲夫にとって初めてのバーだったが、
まるで常連のように扱われいい気分だった。

そんな時一人の男が入ってきた。
マスターがチラッと見るとすぐおしぼりを出し、
久しぶりねと言った。
哲夫の2つ隣の空いてるカウンター席に座ると、
マスターはボトルを出してきた。
ラベルに白く男爵と書いてあった。

あまり見かけないボトルだったので、
よく見たらオールドパースーペリアとかいてあった。
焼酎ボトルと違い高そうだ。
そして男爵という名前も気になり、つい横顔を見てしまった。
目は切れ長で、口髭と顎髭が短く刈り込んであり、
年の頃は40代半ば。
紳士然としてるが少し危険な雰囲気があるように見えた。

男爵は視線を感じゆっくりと頭を回し、哲夫と視線が合った。
哲夫は少し慌てて頭をコクリと下げて視線を外した。
その時男爵の目は一瞬妖しく光ったが哲夫には見えなかった。
男爵はマスターに頼んで哲夫とその同僚に水割りを奢った。

哲夫達は男爵を見てお辞儀した。
男爵の顔は微笑んでおり、先ほどの顔と全く雰囲気が違っていた。
優しく包容力のある顔つきになっていた。

それが男爵と初めての出会いだった。

2度目に来た時は一人だった。
ご馳走になったこともあり男爵の横に座った。
話してるうちに、すっかり打ち解け、
カラオケを歌い、雑談後店を引き上げた。
ストレス解消にも丁度良いバーだった。

そして3度目の金曜日も一人で来た。
男爵もいてマスターと談笑していた。
明日からゴールデンウィークで10日間の休みだ。
男爵はボトルを新しく開けて哲夫に薦めて来た。
炭酸割りがとても美味しかった。
薦められるままに飲んでいたら、酔い潰れていた。
閉店の時間だった。
男爵は住所を聞いてるから送っていくとマスターへ告げ、
タクシーを呼んでもらった。

哲夫が目を覚ましたのは男爵の別荘だった。

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2018/09/19 09:55:25(gvzn6I/c)
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