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君の犬になる2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:君の犬になる2
投稿者: 立花 ◆L.xEXrpDE
何も変わらない今日。
昨日と明日の間の橋繋ぎであるだけの今日に何の意味もない。
多くの人がそう感じて過ごしているのだろう。
誠にとってもそれは同じであった。
昨日までは。

デスクに座り日々積み上げるだけの業務、事務的な会話、奥で一年目の新人がまた怒られているのが聞こえる。
普段と何も変わらない一日。
ある一点を除けば。

"誠の股間に触れるもの"

向かいの席の有紀の足だ。
有紀は、まるでフットレストの様に、誠の股の間に足を置いていた。
誠は、周りにバレない様に、出来る限り椅子を引いた窮屈な姿勢で仕事をしているのだが、有紀はそんな事はおかまいなしにと、絶えず刺激を与えてくる。
指先で軽く撫でていたかと思えば、突然グリグリと押し込んでくる。
その緩急がつけられた刺激で、誠は業務にまったく集中出来ないでいた。

「すみません、今日の飲み会の件なんですけど~」

後輩の女子社員が横から誠と有紀に話しかけてきた。
どうやら、今日予定していた飲み会の予約をしたいので、人数を確定するため予定を聞いて回っているようだ。
会話の最中でも、有紀の足は止まらない。
足で股間を触られながら、後輩の女子社員と会話する。
そんな非日常的な状況に、誠の股間はさらなる膨張をしていった。

「ああ、そういえばそんな予定あったね」
「たぶん行け…うっ!!」

突然、有紀が足で誠の股間を思い切り踏みつけた。
ただでさえズボンの中で窮屈そうに熱り勃っていた股間を刺激されたせいで、誠はデスクに突っ伏してしまった。

「大丈夫ですか?どうしたんですか?」

「…うん、ちょっと今日体調悪くてさ、タスクも溜まってるし、やっぱり飲み行けそうもないかも…ごめんね」

誠は、さも体調が悪そうに額を押えながら
そう答えた。

「私も、今日は残業になりそうなんで、行けそうにありません、また今度誘ってください」

続いて有紀も、困り顔で愛想よく答えた。

後輩は、心配そうな様子で一言二言見舞いの言葉を述べると、残念そうに離れて行った。
その背中を見送りながら、有紀はゆっくりとこちらに顔を向けると、変わらない困り顔で、だが確実に妖しい笑みを内に秘めながら

「先輩、残業がんばりましょうね」

と一言呟いた。

ーーどうしてこんなことに…。
誠は大きく溜息を吐くと、昨日の出来事をもう一度思い返した。




昨夜誠は、誰もいない深夜のオフィスで、女子社員の私物を使って自慰行為をしている姿を見られた。
それも、その私物の持ち主、有紀本人にだ。

射精の瞬間に声をかけられた誠は、混乱して何も言えずにいた。

射精の余韻も抜けてきて、頭の中で状況の整理も出来てきた誠は、沈黙に耐え兼ね呟いた。

「どこから、見てた?」

やっと出た問いのマヌケさに誠は、自身がまだ冷静になれていないと感じた。
ーーそんな事知ってどうするのか、我ながらズレた問いだ、もっと聞くべきことがあるだろ。

「最初から全部見てましたよ」

有紀は相変わらず無表情のまま、そう答えた。
その無表情が誠には、とても恐ろしいものに見えた。
ーーこの状況で、この反応はとてもじゃないが理解できない。その態度には、嫌悪も怒りも驚きもない。この女は何を考えているんだ。

「実は全部知ってたんです」

困惑する誠の心中を察してか、有紀は自ら、誠の望んでいるであろう答えを語り出した。

「正確に言うと、知ってたと言うより予想通りって感じですね。リップから変な匂いするし、膝掛けもカピカピしてるし、気づきますよ?普通」

有紀は最初の無表情から一転して、嘲る様な眼で誠を見下ろしながら鼻で笑った。

「しかも、そんな日の先輩って、いつもおちんちんカッチカチにしてましたからね。デスクの下から見てましたよ、私」
「今日も朝から、私と話す度に硬くしてたから、帰るふりして、女子トイレに隠れてたんです」
「そしたら、もう予想通り…っていうか、予想以上の"変態"ですよね~」

遂に堪え切れなくなった有紀は、誠の姿を見ながら涙が出るほどに笑っている。
それもそのはずだ、射精したばかりにも関わらず、有紀の発した"変態"という言葉に反応して、陰茎を勃起させているのだから。

誠は、人生で感じたことのないレベルの恥辱と恐怖の渦に呑まれていた。
ーー会社にバレたら終わりだ。それ以前に人として、社会的に、目的は?金か?もしくは…

「ごめん、もう二度としないと誓う。だから、どうかこの事は誰にも…」

誠は土下座した。
混乱を極めた頭では、気の利いた切り抜け方など思い浮かぶ訳もなく、ただただ降伏の姿勢を見せることしか出来なかった。

「いいですよ」

ーーえ?
誠は間の抜けた表情で有紀を見上げた。
意外な程の即答に、誠は束の間の安堵を覚えつつも、脳裏には不安を感じていた。
そして、その不安はすぐに的中する。

「でも条件があります」

予想した通りだった、タダで許される訳がない。
だが、それでも最悪の事態は免れたと、誠はかすかな希望を感じていた。
そして、その僅かに芽生えた希望がさらなる変化を遂げる一言が有紀の口から放たれた。

「脱いで下さい」

「は?」

「早く脱いで下さい、人呼びますよ?」

有紀がスマホをバッグから取り出しながら急かす。
予想外の要求に怪訝ぶりながらも、誠は素直に服を脱ぎ出した。

誠はどこか冷静にこの状況を分析していた。
ーーこのパターンはAVとかで見たことあるぞ。もしかして、ヤレるのか…?
フィクションの世界では定番の、男にとって都合のいい淫らな展開を期待したのだ。
誠の希望はあらぬ方向へと膨らんでいった。
その気の緩みは表情にも現れていたのだろう、その変化を敏感に感じ取った有紀が楽しそうに言い放つ。

「あれ?先輩何か勘違いしてませんか?もしかしてこいつやらせてくれるのか?とか考えてません?」

完全に心の内を読まれた誠は、不意の言葉に何も返せずにいた。
そこに誠の最後の希望を打ち崩さんと、有紀の非情な命令が下る。

「あー、やっぱりね。違うんです。土下座するならちゃんとして欲しくて」
「そのまま全裸で床におちんちん擦り付けながら、射精するまで、ごめんなさいって言い続けて下さい」
「ちゃんと反省出来るように、動画も撮っておくんで、ではどうぞー」

有紀はスマホをこちらに向けて、いつでも撮影開始出来るとアピールした。

「ちょっと待て、そんなこと出来るわけ…」

「あー、そういう面倒臭いのもういいです。それに、下は素直みたいですよ。流石変態さんですね」

有紀は楽しそうに、誠の陰茎に目線を落とした。
誠の陰茎はかつてないほどに勃起していた。
そして、誠自身も自覚していた。
この状況に興奮する自らの変態性を。

もう言い返す言葉はなかった、素直に有紀に従うことで、言い換えるならば、自らの中に渦巻く劣情に身を委ねることで楽になりたかった。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

誠はこの上なく惨めな土下座を始めた。
それは、土下座というよりは腕立て伏せに近い体勢であった。
有紀はそれを嬉々としてスマホで録画している。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

誠は土下座を続けながら、今の状況を考えていた。今まで味わったことのない屈辱、動画という脅迫材料を相手に渡してしまっているという恐怖、そして、それらをすべて呑み込まん勢いで頭を駆け巡る至高の快楽。
それらが混じり合い、ドロドロになる。
自然と誠の目からは、涙が溢れ出していた。

「ぅ…ごめんなざい…ごめんなざぃ…」

その姿を見つめる有紀も、同時に味わったことのない快楽を体験していた。
頬が紅潮し、心拍は上昇。
下腹部には、まるで子宮を直接握られているような圧迫感。
そして、それらの快楽と比例するように、秘部から溢れ出る蜜。
その量は脚を伝い、膝まで届かんとする異常さだった。

有紀は感動していた。
これほどまでに美しいものがこの世にあるだろうか?
あらゆる感情が混じり合った、ドロドロの混沌。
これこそが人間。
装飾され尽くした、ヒトもどきには興味なんてない。
この醜さこそ、生の本質。
また見たい。私のものにしたい。誰にも渡したくない。

「うっうぅ…ごめん…なさい…ぅぐ…」

静寂のオフィス内には、誠の嗚咽と謝罪の言葉、そして、大量のカウパーを潤滑油として、床と陰茎が擦り合わさる、ニチャニチャという音だけが響いている。

「射精するときはちゃんと言ってくださいね」

射精する気配を感じたのか、有紀が呟いた。

「はい…イキそう…です…ごめんなさぃ」

誠の陰茎を床に擦り付けるスピードが徐々に上がっていく。

ニチャ、クチュ
ニチャ、ニチャ
クチュ、クチュ
ニチャ、クチュ…

「あ、イキます…ごめんなさい…イキます!」
「ああ、ごめんなさい!ごめんなさい!」

ビュルルル、ビュッ、ビュ…

誠は精魂尽き果てたように床に倒れこんだ。
今出したばかりの精液が腹部に纏わりつくが、そんなことは気にならなかった。
戻ることの出来ない道に踏み込んでしまったような気がしていた。

「よく出来ました。床、掃除しておいてくださいね」

有紀は録画を止めると、今撮ったばかりの動画を見返し満足そうにしていた。

誠は気怠そうに起き上がると、ティッシュペーパーで掃除を始めた。
涙を流し切ったからだろうか、不思議ともう不安は感じなかった。
ただただ、無感情に掃除を続けた。

「そういえば、先輩って」

有紀が突然思い出したかのように、話し出した。

「私のこと好きなんですか?」

ーーこのタイミングで出る質問か?
誠は唐突な質問に呆気にとられながらも、少し考えて答えた。

「それは…わからない」

「わからないって何ですか、それ、ヒドイです、誰でもよかったってことですか?」

「いや、そうじゃないけど」

誠は慌てて否定した。

「私じゃなきゃダメだった?」

有紀がイジワルそうに聞く。

「ん…まあ…」

「先輩、私と付き合いたいですか?」

誠の鼓動が速くなる。
心臓が口から飛び出しそうなほどに脈打っている。

「…うん、付き合いたい」

勇気を出して、言葉に出す。
こんな状況だが、いや寧ろ、こんな状況だからこそ言えた言葉なのかもしれない。

「私も先輩のこと好きですよ」

「え?本当に?」

思わず聞き返す。
射精後から、呆けていた誠に感情が完全に戻ってきた。
自然と笑みが溢れる。
有紀の考えていることは、誠にはまったくわからないが、この言葉に嘘がないのを誠は感じていた。
ーー言おう、自分の口からちゃんと気持ちを伝えよう。
誠は決心して口を開いた。

「じゃあ、俺と…」

「ダメですよ。私彼氏いるの知ってますよね?」

誠が言い切る前に有紀が制した。
そして、続けざまに言い放つ。

「彼氏には出来ないけど、ペットだったらいいですよ。先輩もそっちのほうが嬉しいですよね?変態だし」

ーーああ、そうだ。そういう子だったなこの子は。いい加減学習しよう。
一人浮かれていた自分に呆れて自嘲気味に笑う。

「…うん、それでいい」

観念したように誠は呟いた。

「それでいいって、どうなりたいんですか?」

有紀が肝心の言葉を誠自身に言わせようとダメ押しする。
誠は有紀を見上げると、泣き出しそうな顔で呟いた。

「君の犬になる」

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2017/09/05 13:39:00(S2/RqvNa)
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