俺
「10:30位に行くから…」
と、9:00過ぎ頃に 京子さんに電話をした。

浣腸の何チャラを買ってはみたものの、イマイチ要領を得ない。
で、ドラッグストアーで イチヂク を買った。

予定の時間に 京子たちの家の近くまで来たものの、
いつもは ナミさん家の駐車場に停めていたので、
駐車場の事までは頭に無かった。
いつもの月極めには、ナミさんの車が停まっている。
仕方なく、とりあえず路駐で 京子さんの家を訪ねた。

向かいのナミさんの家には、旦那の車が停まっているた。それを横目に京子さん家のチャイムを押した。

京子
「おはよう、いらっしゃい。？？？？」

作業着に 肩からバッグを下げた俺を不思議そうに 見ている。

俺
「一応ね。…業者、って事で」

京子
「あぁ、そうね。どうぞ、あがって」
「コーヒーで良い？」

俺
「うん、ありがと」

居間のテーブルに案内された。

京子
「はい、どうぞ」

俺
「旦那さんに何か言われた？」

京子
「ﾝもう！、本当に意地悪ね！」
「出来る訳ないでしょ！」

俺
「え？、俺 電話の事 きいたんだけど」
「何か様子が おかしかった とか」

京子
「ホントにもぉ！」
「ところで、そのバッグにはなにが入ってるの！」

俺
「(亀頭２つのやつ)これが、京子さんとナミさん用のやつで」
「(ペニバン)これがサンドイッチ用」
「(イチヂク)で、これで お尻を綺麗にして」

京子
「ホントにするの？」
「その。お尻」

俺
「ホントだよ。…はじめて？」

京子
「(無言)」

俺
「はじめてじゃない みたいだね？」

京子
「はじめてじゃないけど、なんだかね。」

俺
「なんだか？、何？」

京子
「(無言)」

俺
「嫌いじゃないんだ？」

京子
「(無言)」

俺
「ホントは お尻の方が良かったりして？」

京子
「そんなぁ、そんな事はないけど」

俺
「はじめてじゃない。そんなに嫌いな訳でもない。って事かな？」

京子
「もぉ！。意地悪！」
「でも、家で？。するの？」

俺
「今日は、場所 代えよ。色々と面倒そうだし」

京子
「？？？？」

俺
「まぁ、色々とね」

案の定、携帯がブルブルいいはじめた。
ナミさんからの着信だった。

俺
「もしもし、おはよう」

ナミ
「おはよう。何処？」

俺
「京子さん家」

ナミ
「もぉ！。で、行っても良い？」

俺
「ゴメン。仕事、急に頼まれちゃって、で、今 京子さんに謝ってたとこ」
「すぐに出なくちゃいけない から」

ナミ
「ホントかなぁ？」

俺
「ホントだよ。」
「京子さんが残念がってくれるかと思ってたら、逆に喜ばれちゃってるよ！」

ナミ
「あっそ。」
「京子さん？、聞こえる？、抜け駆けはダメかんね！」
「じゃ、仕事 頑張って」
と、電話が切れた。

京子
「え？。仕事なの？」

俺
「…な訳ないでしょ！」
「これも、面倒な事の ひとつ(笑)」

京子
「もお！」

俺
「何？。そんなに楽しみに してくれてたん？」

京子
「もお！。いちいちホントに！」

俺
「なんだか京子さん さっきから もぉ！ しか言って無くない？」

京子
「もぉ！」
「うるさい！」

俺
「そういう事だから、とにかく出よう」
「車は置いていかない方が良いだろうから、◎◎病院の駐車場で、先に出て待ってるから」
「少し時間おいて出て来て」

京子
「少し って？」

俺
「15分とか20分とか」

京子
「分かったわ」

俺
「じゃ、◎◎病院、いってるね」

一足先に出て、◎◎病院駐車場で待った。
果たして 京子さんは ホントに来るんだろうか？
と不安も有ったが、先刻の様子から それは無いだろつ。

俺が着いて。きっかり20分後 京子さんの車が駐車場に入ってきた。

俺が携帯をいじってるフリをしてると、京子さんが 助手席の窓を叩いた。