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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:私
投稿者:
 朝、目を覚ますと、ものすごい異臭に気付き、それはどうやら、母の寝室
から発せられているようだったので、恐る恐る覗いてみたら、母が全裸で、
体中にいやらしい白い液体をこびりつかせ、大股開いて、膣からもそれを垂
れ流しながら、ぐうぐう眠っていて、私は、恐ろしいとか侘しいとかいうよ
りも、憎悪を感じた。ぶち殺そうとさえ思った。
 この母は阿呆で、低能なくせに、私の大好きな父とよく喧嘩をして、父は
呆れて、出て行っちゃった。私が中学生のときだ。いっそ私も連れて行って
くれたらよかったのに。
 母は、父がいなくなったのをいいことに、私のことなど気にもしないで、
さまざまな男を家に連れ込み、わっしょいわっしょいやっていた。学校から
帰ると真っ最中だったこともあり、その時もよほど殺してやろうと思った。
 父と母は、正式には離婚していなかったので、私は父のおかげでどうにか
高校を卒業できた。私が父を好きだったように、父も私を好きだったので、
私のために、そうしてくれて、とても嬉しかった。
 はやく母と離れたかったので、高校を出たらすぐに働きに出て、一人暮ら
しを始めた。20にもならない女の一人暮らしは、まず経済的に苦しかった
けれど、贅沢さえしなければなんとかやっていけた。ちょっとくらい貧乏し
たって、母から離れられたのを思えば、なんのことはなかった。辛かったこ
とは、自分は、全てのことを一人でやって、節約に節約を重ねて、よけいな
ものは一切買わず、そりゃあ、私だって女性だもの、お化粧したり、流行の
服を着たりしたかったけれど、それもできずに我慢しているのに、同級生の
子たちは、たいがい専門学校や大学に行って、あるいは浪人して、浪人生
は、これはまあ、肩身の狭い思いをしながら頑張っているのだろうけれど、
そうでない人は、親のすねをかじりながら呑気に暮らしなさっていて、それ
を見たときの、私のひがみがいかばかりか、想像してよ。
 それでも私は頑張って、生活のコツもだんだんつかんできて、余裕が出て
きて、それで自分を飾ってうきうきすることもできるようになった。私は、
はっきり言って、美人なの。余裕なんてこれっぽっちもなかった頃は、それ
はみすぼらしい格好をして、どうにもくすんでしまっていたけれど、もとが
いいのだから、ちょっとお化粧すれば、すれ違う男たちが、見る、見る。こ
れは決して、私の自意識過剰からくる幻想ではないと思う。
 そうして、恋人ができた。絶対に母のようになりたくなかった私は、真面
目にお付き合いできる人が良いと思って、そういう人を選んだ。つもりで、
とんだ見込み違い、大しくじりをしちゃった。男なんて、みんなこんなもの
なのかしらね。つまらない。私の油断がいけなかったのかしら。その人を初
めて私の部屋にあげたその日に、私は無残に犯された。そうしてその人はそ
そくさと私と別れた。よくいう、あれね。私の体が目的だったのね。
 男運が、ないのかなあ。それから付き合った男たちも、ことごとく下らな
くて、一発やり逃げって感じで、そんなことを繰り返しているうちに、私は
かなり蓮っ葉になっちゃった。男をとっかえひっかえしてる自分を見ると、
結局は母と同じで、ただやたらと侘しい。男って、本当に、もう、男って。
すさまじいや。インチキだわ。あはは。くうだらない。
 お父さんも、実はこんなものなのかしら。まさか。いや、それとも。
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2005/10/05 20:18:20(Pn7/glqy)
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