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【長編】艶美の宿
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:【長編】艶美の宿
投稿者: モンスーン ◆LcZFM.jE8Y
旧アカウント時代に初投稿した作品を、改めて推敲し直して再投稿します。
長編ものとして連載していきますので、どうぞお付き合いください。
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『わたしはその日、わたしの中に潜んでいた淫靡な自分に目醒めてしまいました...』

わたしの名前は、綾部ゆき。
36歳、一児の母です。

我が家は普通のサラリーマン家庭で、主人とわたしと息子の3人暮らし。
2歳年上の主人は仕事の愚痴もほとんど言わず家事も分担してくれる優しく穏やかな夫であり、子煩悩な父親でもあります。
息子は小学校2年生でまだまだ手のかかる時期ですが、素直で無邪気な子に育ってくれています。
わたしはというと、結婚前は主人と同じ職場でOLをしていましたが、主人との社内結婚を機に寿退社し、今では近くのスーパーでパート勤めをしている、どこにでもいるような普通の主婦。
ありふれた家庭ですが、日々の日常がとても幸せです。

その幸せな日常が一変してしまったのは、あの日の出来事からでした...


秋のシルバーウィーク、珍しく主人が連休を取れるということで、わたしたちは久しぶりに家族旅行を計画しました。

以前から「温泉に行きたい」という話をしていたので行き先はすぐに決まったものの、肝心の宿泊先がなかなか決まらずにいました。
仕事が忙しい主人に代わって、わたしが旅館を探すことになり、旅行雑誌を読んだり、ネットで温泉旅館のサイトを探したりとたいへんでしたが、久しぶりの家族旅行とあってワクワクしながら旅館探しをしていました。

しかし、大型連休とあってどこの旅館も予約でいっぱい。
空いている旅館といえば、寂れた素泊まり旅館ばかりでせっかくの家族旅行にはあまりに夢がありません。
そんなとき、ひとつの旅館が目に留まりました。
綺麗な旅館で食事付き、大きな露天風呂もあるとても素敵なところです。
宿泊料金も予算内でしたから、満室になる前にと思い、急いで旅館へ電話をし予約を済ませました。

予約のときに受付の方から、「旅館の案内はご確認されましたか?」「本当によろしいですね?」と聞かれましたが、はやる気持ちで“はいはい”と簡単に返事をしまったのです。
それがどんな意味だったか、そのときは知る由もありませんでした...
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2018/04/23 00:02:29(7sue9Mos)
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