『お母さん、俺ね、精子出るようになったんだよ』
食べてた物を吹き出しそうになるくらい、唐突でした。
小学五年生、早い子なら確かに精通向かえておかしくない年頃なのかもしれません。
息子の話では朝起きたらパンツ汚すことが何回かあったようで、それに気づかなかった私も私ですが、それを学校に行く途中にある医院のお爺ちゃん先生に息子は、朝偶然会ったことで話したそうなんです。
『それは君が立派な男の子として成長してる証拠なんだから、いいことなんだよ?』
そんなことを先生から言われたようです。
その先生とどんな話をしたか、性的な話まで突っ込んだのかは不明でした。
『先生がそういうなら良かったじゃない?立派な男の子になってよ?お母さんの手伝いたくさんする男の子に』
息子は照れたように笑い、ごまかしてました。
それから何日かして、ある日の早朝でした。
『お母さん、お母さん』
息子に揺り起こされました。
『何?どうしたの?』
見ると息子は下半身丸出し、オチンチンむき出しにして座ってました。
しかもオチンチンはピョコンと立ってる状態、私はびっくりでした。
『あんた!何してんの?』
息子は恥ずかしそうにモジモジしてました。
『精子、出ないんだ』
???
どうゆうことか聞くと、先生はマスターベーションのことまで息子に伝授していたようで、それをしたらパンツ汚さなくて済むからと。
してみたけど出ない、オチンチンはパンパンなようで、ちょっと苦しいようでした。
『気長に自分でしなさい?お母さんがどうのこうの言うことじゃないのよ?』
息子はまたモジモジ、すると少しして息子はあろうことか、私の見てる前でオチンチンを触りだしたんです。
『ちょっと!自分の部屋でしなさいよ!』
私は少し怒り加減の強めの口調で言いましたが、何故か息子はそのまま黙って続けて、つい私もそれを見てしまってました。
息子は撫でるように触るだけ、これではいつまでも終わらない、そう思いました。
するとモジモジしながら息子は、私に聞いてきました。
『やり方、間違ってるの?』
教えるべきか、突っぱねるべきかを迷いました。
でも困惑してる息子を見て、ちょっと見本示すくらいならいいかと思い、私は自分の指をオチンチンに見立てさせ、こうやってこするの、と見せたんです。
見よう見まねで始めた息子、こうなれば最後出るとこまで見届けてあげるしかないのかな?少し疑問を持ちながら見守ってました。
しかし一向に終わる気配がない息子。
『出ないよ?お母さん』
そんな馬鹿な、そう思ってつい自ら手を出してしまいました。
私が数回、息子のオチンチンをこすってみたら。
『あ!あ!』
息子が声挙げたと思った瞬間には、ドロッ!ドクッ!ドロロッ!
まだ剥けてないオチンチンの先から、まだまだ精通まもない五年生が出す精子なのかと思うくらい、濃厚なコンデンスミルクみたいな液体が出てました。
指の間から、ほとんど滴り落ちることがないくらいの濃さでした。
香りも強烈でした。
ムンムンと男の香り漂う液体でした。
その香りが、私の脳ミソを直撃しました。
そのドロッとした液体に見とれてました。
この液体見るの、この香りかいだのは何年ぶりだろう?
しかもこの濃さ、濃さに比例したような強烈な香り。
『お母さん、ごめんなさい。手汚しちゃって』
息子が私の手をティッシュ何枚かでくるんで、拭いてくれたとこで我に返りました。
息子は自分のオチンチンも拭くと。
『お母さん、ありがと。やり方わかった。ごめんなさい』
モジモジしながらもきちんと謝罪とお礼を言って、部屋から出て行こうとしました。
『わかんないことあったら、お母さん何でも教えてあげるから、いつでも来なさい』
『うん、ありがと』
息子が部屋に戻ったあと、私、とんでもないこと言ったとすぐ気づきました。
何でも教えてあげるの?
最後まで教えちゃうの?
私どうにかなっちゃったのかな?
私の心のどこかに、お母さんまたあの時みたいにして?と息子が来てくれないかな?
少し期待してる危険な母親なんです。
もしまだ剥けてないのなら、次は剥いてあげることを教えたいです。