旅館に着く頃には濡れた服もだいぶ乾いてたから 私の服を着て旅館に入りました。
2000円をティッシュに包んで仲居さんに
「宜しくお願いします。皆さんで何か…」
って言って渡せって言われて渡したら
仲居さんニコニコしてお茶を淹れてくれて
「うちはバラ湯がありますからごゆっくりして下さいね」
って教えてくれて…他にも色々旅館の事とかお風呂の事も聞いてました…
浴衣に着替えて温泉に入って豪華な食事とお酒
家族旅行で温泉に行ったことはあるけど彼氏と行ったのは初めて照
すごく幸せでした。
食事が終わってもう一回お風呂に入ろうって行きました。
男湯と女湯は別々なんだけど天井は繋がっていて さっきは他の人がいたから話さなかったけど この時間は空いてるって聞いてて誰も居なかったから普通に話せます。
半露天で暗めの間接照明でお湯にバラが一面浮かんでてローズの匂いが幸せなの!
(あぁ~~幸せ~)ってお湯に浸かってローズの香りを堪能してたら
「カズミ?」
「えっ?たぁちゃん?」(行きの車の中でたぁちゃんって呼ぶことになりました照)
「1人?」
「うん…たぁちゃんも?」
「うん…そっちはどう?広い?」
「ううん…広くはないけど すっごくキレイで良い匂い喜」
「こっちも良い匂いだよ…こっちおいでよ」
「えっ?誰か入ってきたらイヤやん…たぁちゃんがこっちおいでよ笑」
「アホか!俺がそっちに行ったら痴漢になるけど、お前が男湯入ってても文句言う人おらんやん…早よ来いよ」
「何ゆってんの?そんな事出来るわけないでしょ!」
「さっき仲居さんが お客さん少ないって言ってたやろ?鍵閉めたらええねん!」
(仲居さんはシーズンオフなんで今日の宿泊はカップルがもう一組と女性2人と家族連れ一組って言ってました。貸切は無いけど中から鍵がかかるから一緒に入る人がいるって言ってました・・・)
「でも…」一緒に入りたいけど誰か来たらって思うと…
「大丈夫って!入り口で待ってるからさっさと来いよ」
って言ってお風呂から上がる音と戸を開けて脱衣所に出ていく音…
「ちょっと…たぁちゃん?」
「……」
いつもそう…こんな風に次から次へと行動されたら拒否できないんです…
浴衣を着て女湯の出口から顔だけ出して男湯の方を覗いたら たぁちゃんが顔を出してて
「早く!」ってタオルを腰に巻いただけの格好で手を振るんです…
「ダメって…」
「もう…!」って言ってそのままの格好で私の所まで来て手を握って引っ張って連れて行かれました…
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