続きです。(4/5)
Kはベッドのふちに腰掛けてM字に座ります。指で広げられた未知の部分のエロティックさは、もう相当な衝撃でした。
部室で仲間が自慢してた通り、マン毛は薄くちょびちょび程度。それでも、ちゅう2にしてまだ一本たりともチン毛の生えていない自分よりは「オトナ」だと感じました。
もっと小さい頃に、妹や従姉妹と風呂に入った際に見かけた「一本のタテ線」とは明らかに異なるビジュアルの変化に驚きました。
当時は大陰唇・小陰唇という単語は知らなかったけれど、指で広げられた亀裂の両脇から生えている(?)左右の形が不揃いな“ビラビラ”の存在感とその色、形、その間に見える、生肉のように鮮やかな赤の混じった膣口の色は、“ここは内蔵です”と主張しているかのようです。
一足先に筆下ろししてもらった部活仲間の自慢話にあった「グロい」という表現はこのことなんだろうな、と理解しましたが、自分は特にグロいとは思わなかったです。
エロ漫画を真似してカップ麺オナニーや糸こんにゃくオナニーを何度もしていたので、膣肉の蠢きやビラビラの凹凸が、カップ麺などのそれと被って見えます。そして、ちんこを包み込む快感が想像されて、とてもエロく見えました。
「これが女子のおマ○コなんだぁ」
「ここにちんこを入れるんだぁ」ということを思い浮かべながら、恍惚としてそこに見入っていました。
Kのそこは、素人目(?)にも分かるくらい、濡れて光っていました。粘液が水玉になって今にも滴り落ちそうになっている様子も、よく見えます。
僕は、ため息が漏れる程に興奮していました。
「いいよ」Kが囁くように言います。僕は、そのごに及んでもまだ、何が「いい」なのか判断しかねて立ち尽します。
「自分も脱いだら?」Kが促してくれます。
いよいよだっ!いよいよセックスできるっ。
大喜びし、大慌てでジャージの長ズボンと短パンを脱ぎます。
でも、屹立したちんこを包み込んでパンパンに盛り上がったトランクス姿にまでなって初めて、勃起したちんこをKに見られてしまう恥ずかしさを感じ、再び固まります。
時刻はまだ3時前、まっ昼間です。
トランクスのテントの頂点は、ガマン汁で十円玉サイズの濡れ染みが出来ています。
パンツ一丁で突っ立って両手で前を隠して立ちすくむ姿は、情けないことこの上ない光景だったかと思います。
「据え膳食わねば・・・」の“据膳”のように、目の前には生身の女子が下着を脱いで股を開いているというのに。
今考えるてもやっぱり、相当にヘタレだったなと思います。
そして、またKに促されてはじめて前に進みます。
「脱がなきゃデキないけど?」
「私のも見てるのに自分は隠すとか、ありえないでしょ?」
しぶしぶと、手をよけます。濡れ染みをたたえつつパンパンに盛り上がったトランクスの股間を一瞥して、「もうガマンできなさそうになってるじゃん。早く脱ぎなよ?アレ(コンドーム)、ちゃんと着けてね?」
「うん…」と言って、意を決してついに全裸になりました。ちんこの先からはガマン汁が糸を引き、太股の途中まで垂れ下がります。
コンドームの装着に手間取ります。
練習したはずなのに、と、焦ります。
ようやく装着完了しました。興奮はもう最高潮に高まっています。
ちゅう2男子のモノです。巨根なわけもなく、むしろ一般のコンドームを使うには緩いくらいのサイズです。なのに、モノを包み込むコンドームが軽く圧迫してくる感触さえ、物理的な性的刺激となって快感をもたらします。射精感はもう、十分にヤバい状態です。この先に進む結果は、火を見るより明らかだという自覚もありました。
仰向けになり、膝を抱えて入れやすい体勢を作ってくれたKの脚の間に身を置きます。竿の中腹を指でつまんで、先端をマ○コ入り口に当てがいます。
膣口の肉に触れた亀頭から、今まで感じたことのない熱と柔らかさが快感に変換されて背筋を駆け上がります。
気持ちいい…。ますますマズい状態です。
「入り口、むずかしい?」囁いたKが、脚の間から手を差しのべて、僕のモノを自身の秘孔へ導きこうとします。そう、Kが僕の竿の中腹辺りを掴んだのです。
僕がKの胸を揉んだり舐めたりした後の展開があまりに性急だったからでしょう。
いざ挿入、という段階にまで差し掛かっておきながら、実は僕、その時点までは彼女からボディタッチを一切受けていなかったのです。
生まれて初めて女子の胸を揉み、生乳を見、生マ○コを見、そしていよいよ挿入できる、と興奮が最高潮に達していた時に、、、、
生まれて初めて、女子にちんこを掴まれたのです。
パツンパツンに膨れ上がって、興奮でガマン汁タラタラになっていて、コンドームの緩い締めつけにさえ危機の予感を抱くほどに昂っていたちんこを、生まれて初めて女子に触られたのです。
握られたという程ちゃんとした触り方ではなく、2本指か3本指で摘ままれただけの感じでしたが、その刺激は、その感激は、その快感は、予想をはるかに越えるものででした。そして、、、、僕は、果てました。
「…だ、だめ、だめだよ、で、出ちゃうぅぅぅ」
結構な大声を上げて、挿入目前にして射精してしまいました。
挿入は果たせていないというのに、Kの指の感触が信じられないくらい気持ちよくて、ビクンビクンと何度も身体を震わせながら放出したあと、数秒間ぐったりと脱力してしまいました。
「重いよ」と言われた声に、謝りながら飛び起きました。
恥ずかしくてKの顔が見られません。
でもKは、超早漏だった僕を嘲笑ったりはしませんでした。
「やっちゃったね(笑)」。
軽く笑い飛ばしてくれたので、救われました。
そして、「アレ、まだあるなら、いいよ?」
コンドームのことです。もちろんあります。
前夜、練習のために2枚使っただけです。
箱ごと持参してるので、まだあと9枚あります。
コンドームを着け替えます。2度目はすんなり装着できます。モノも、射精直後だけど既に9割がた回復してます。
「いいよ」
そう言ってまた仰向けになったKの脚の間に、ゆっくりとスタンバイします。
「今度は大丈夫かな……?」と独り言のように呟いたKが、再度僕のモノをつまんで入り口へ導きます。
Kの指の感触が既に気持ちいい。
先端が入り口の肉に触れます。
温かい。
ゆっくりゆっくりと導かれます。
ヌル。
亀頭部分が、夢にまで見た女性の穴へと吸い込まれます。
「あああ」
肉の柔らかさと温かさと、精神的な感動と物理的な気持ちよさで、思わず声が漏れます。
「はあああぁぁあ」と呻いてしまいます。そして、Kのゆっくりな導き方を待てなく、自分で一気に奥まで刺し入れてしまいました。
奥まで入れてしまった後、しばらく動けません。
ちょっとでも動いたら、またすぐに射精してしまいそうです。
ちんこ全体が、360度すべての角度から、柔らかくて温かいものに包まれている感触………、えもいわれぬ気持ちよさです。
ついに初体験できてるという感動。
モテない自分を自覚していたので、初体験はきっと大人になってからソープとかの風俗で済ますのだろうという諦めに似た気持ちを抱いていました。そんな僕が、「サセコさん」とは言え同級生の女子とセックスを、、、その感動が快感に拍車をかけます。
気持ちよよくて、幸せで、すぐにもイッてしまいそうで、でもイッてしまうのが勿体なくて、じっとしていました。
動かずにいても、モノを包み込む感触は心地よく性感を刺激し続けます。
快感に浸りながらも、射精してしまわないようにと、その場に関係ない事柄を思い浮かべようと必死になりました。そうすると長持ちする、とエロ漫画で読んだことがあったので。
でも現実は漫画とは異なりますよね。
いくら真面目なことを考えても、下半身で加えられている物理的な刺激は、確実に快感となって股間を襲いつづけます。本当に気持ちよくて……。
ふと、Kの顔が目に入りました。蕩けたような表情と言いますか、柔らかい表情と言いますか、まあつまり、素人目に見ても「この子、感じてる」と分かるような表情をしてます。喘いではいません。僕も動いていませんし。でも、Kもいま気持ちよさを味わっているんだと感じられる、そう察せられる表情です。
Kは何も言いません。でも、僕を見つめ返してきます。
潤んだような瞳で、「気持ち良さそうな表情」で見られた僕は、全身でキュンっとなってしまいました。
最初の方にも書いたように、Kはブスではないけどもけっして可愛い部類の女子というわけではないのに、そのKがとても可愛く見えました。
思わずキスしたくなりました。
前屈みになって顔を近づけようとすると、「あんっ」と喘ぎ声が上がりました。
当時は分からなかったけれど今なら想像できます。正常位の姿勢から前傾したためにクリトリスが圧迫されて感じたのでしょう。
その声がまた、すごく可愛く聞こえて、さらに興奮が高まりました。
キスしました。
今度は僕から舌を差し入れて積極的に絡ませました。下半身は蕩けるように気持ちよくて、舌から感じる快感も下半身へ滑り降りていきます。
いまついに初体験しているという事実への興奮が、さらにテンションを上げます。
平凡な容姿なはずのKが可愛く見えたことで、さらに状況に夢中にさせられます。
「動いたら出てしまう。だから動かずにいる」としていた自分の意思に反して、前後に腰が動き始めました。
勃ったら入れる、入れたら動く、そして出す。
まさしく動物の生殖本能そのままです。
何年経っても、この初体験を振り返る度にそう思います。
自分の意思に反して動く腰は、教えられてもいないのに、文字通り本能のままに竿を出し入れするピストン運動を繰り返します。
「あああああああああああああああ」
気持ちよさと興奮とで、言葉にならない呻き声がもれていきます。
「んんん」
「あん、あぁっ」
「んああ」
Kも喘いでるが聞こえます。
どちらかというと「イケてない系」寄りだった自分が、女子を感じさせて喘がせてるという事実が、さらに興奮を煽ります。
腰の動きはもう止まりません。
「だめ、いく、いく、いくぅぅ、出るっ」
と呻いて、2度目の放出を果たしました。
あまりの快感と満足感とで、またぐったりとしてしまいました。
今度は、Kが「重いって」と言ったのも聞こえなかったらしく、無造作にベッドへ転げ落とされるまで放心したままでした。
我に返ると、Kは既に下着を身につけ終えて、体操服を着ようとしているところです。慌てて僕も衣服を着る、という流れになったおかげで、直後の気まずさは軽減したように思います。
それでも少し気まずい気持ちが残ったけれど、なんとか約束通りKに勉強を教えてから帰りました。
この後は「初体験の思い出」とは少し離れ、後日談tなってしまいますが………
最後、もう少しだけ付け加えます。
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