教員になって、最初は街中の学校でしたが、四年で山間部の小学校に転勤となりました。
生徒数は40人にも満たない学校、教員も校長含め4人しかいない学校でした。
田舎故にアパートなんて洒落た物はなく、街といっても商店が数件ある程度の小さな街です。
私の下宿先は、使用されてなかった農家の離れみたいなとこでした。
その農家の人の家のお風呂を借り、食事も農家の人から提供されてました。
近所には数件の家しかない、寂しい場所です。
離れの持ち主の農家のお爺ちゃんから頂いた日本酒を、チビチビ呑んでいたときです。
夏でしたから窓開けて、網戸にしていたら、外で何やら音がする、お爺ちゃんまた何か持ってきたのかな?と思いました。
戸を叩かれ開けたら、ある女性がそこに立ってました。
その女性、離れを修繕した工務店の娘で、時々具合を見に来てはいましたが、こんな夜更けに何故と思い、聞いてみました。
その工務店の娘は、いわゆる出戻り娘、街中の高校に下宿しながら通う息子がいる女性でした。
『夜這いしに来ました』
その女性は平然と言いました。
あ!と思いました。
何日か前、街で買い物していたときに偶然会い、生活不自由してないか、みたいな話をしてました。
当時私には、全勤務地時代に知り合った彼女がいました。
離れて暮らす寂しさをちょっと漏らしたんです。
『私も独り身の寂しい女ですから』
そう言って入ってきました。
当時私は26才、その女性、書き遅れましたが名前はヒロエさん、年齢は40ちょっと過ぎと思います。
『いや、いやいや、ちょっとちょっと』
私は入ってこようとするヒロエさんを、制止しようとしました。
でもズカズカと入ってきて、窓を閉め、カーテンも閉じてました。
田舎街には似合わない、街の女といったようなヒロエさん、衣服を脱ぎ、全裸になってました。
くびれもあって、胸もさほど垂れてない、確かに私も若かったし、欲求は不満でした。
いやいや、いかんいかん、気を取り直し、ヒロエさんもこんな夜更けに出歩いていたら、ご両親が不審がるから帰った方がと言いました。
するとヒロエさん、私は実家には住んでない、実家は両親と兄夫婦と子供、私は離れて住んでるから大丈夫、と言うではありませんか。
直視出来ないものの、ヒロエさんの裸体をチラチラ見てるうちに、こちらも興奮してきてしまいました。
『こんなおばさんで、さぞかしご不満ではあるでしょうが。私はお願いしたいです』