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香織さんとの思い出

投稿者:(無名) ◆FIajeWc4oc
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2016/11/19 19:49:07 (TmYngt4Q)
ここで皆さんの初体験について読ませたいただいていたら、私も誰かに読んでほしくなりました。

香織さんという女性との思い出です。

私は今は都会に住むアラサーですが、元々は人口数万の山あいの街で生まれ育ちました。
その街で、両親は小さな会社を営んでいました。
決して酷い扱いを受けたわけではないのですが、親の愛情はもっぱら私の兄に向けられていました。

家の中で、いなくてもよい存在として扱われたいた私は、学校でもうまく溶け込むことができず、孤独な存在でした。

そんな私の身に変化が起きました。
今はもっと酷いでしょうが、当時の地方は深刻な不況で、父親の会社は経営困難に陥っていました。
いよいよ廃業も視野に入れ始めた頃、都内の同業者から提携の話が持ち上がりました。
詳しくは後で知ったのですが、その会社も決して大企業というわけではなく、10数年前の先代の頃は下町の小さな工場だったそうです。
先代の娘である現社長が、亡き母に代わり大学生としての学業の傍ら、父親を支え経営に携わり始めた頃から急成長を遂げ、数年前にはその娘が新たな社長となっていました。
当時もまだそこまで大きな会社ではないものの、業界内では注目される存在だったそうです。
前置きが長くなりましたが、その現社長こそが香織さんでした。

提携に関する話し合いの中で、香織さんは「この機会に娘であるゆきさん(私)を自分の養子に貰いたい」という話を両親に持ちかけてきました。
当時30台半ばに差し掛かったばかりの香織さんでしたが、結婚の予定はなく、他に兄弟もいないので、ぜひこの機会にという話でした。
しかし、後になって知ったのですが、決して提携のついでの話などではなく、地元で行われた家族同伴の同業者内でのパーティーで私を見かけた香織さんが、最初から私を目的に持ちかけた話だったのです。

突然の申し出に両親も驚いたようですが、結局は先方の要求を飲むことに。
元々兄ばかりが可愛がられていましたが、そんな中での両親の絵に描いたような申し訳なさそうな態度に嫌な気分だったのを思い出します。
「やっぱり自分はいらない子だったんだ」と落ち込んだり、養子になったら、アニメやドラマで見るような酷い扱いが待ち受けているんじゃないかと暗い気分になっていました。

しかし、初めての都会での暮らしは予想と全く異なるものでした。
高層マンションの中にある香織さんの家には、大きな私の自室が用意されていて、そのクローゼットは、普段着からよそ行きの服まで、可愛らしい洋服で埋め尽くされてました。
兄のお下がりや量販店で買ったような服しか着たことのない私でも、それらが高価なものだと一目で分かりました。
「ゆきちゃんがうちに来てくれるって決まったら、ついつい出かけるたびに買っちゃうの」
「やっぱり、ゆきちゃんは可愛いね」
香織さんの態度もこっちが萎縮してしまうほど優しいものでしたが、それは、新しい親としての愛情でも、よそから迎えた人間に対するもてなしの心でもなく、それ以上の何かがあると、まだ何も知らない私もうっすらと感じていました。

おしゃれな家具で埋め尽くされた広い私の私室には、ベッドがありませんでした。
家の中にベッドは、香織さんの寝室にある大きいベッドが一つだけ。
最初の夜から、私は香織さんと同じベットで並んで寝ました。
数日経った頃から、起きてる時も寝てる時も、スキンシップの延長のように、香織さんは私の体に触れて来るようになりました。やがて、それは日に日にエスカレートしていきました。
不思議に思われるかもしれませんが、嫌だったり怖い気分にはなりませんでした。そんな風に誰かから大事にされたり、求められたのは生まれて初めてだったから、むしろ嬉しかったのを覚えています。
香織さんの一緒に暮らして、二ヶ月経ったある夜、戯れるように初めての口づけをされてからもそれは変わりませんでした。
ふざけるような態度でしたが、香織さんの手は震えていて、暗闇の中の顔も紅潮していたように記憶しています。

性器に触れるような本当のセックスをしたのは半年ほどたったある夜。
もうすでにお互いの体に触れ合うのが当たり前のことになっていましたが、それでも、そこまでをするのには、香織さんも意を決する必要があったのでしょう
まるで恐る恐る花を扱うような、優しい指使い、舌使いでした。
そしてやはり、私は少しもそれを拒むような気分にはなりませんでした。

まだまだ性についての知識が乏しかったからかもしれません。
周りの同級生たちは、セックスやエッチという言葉はなんとなく知っていても、ほとんどは、まだ異性と付き合ったことも、手を繋いだこともないような、そんな年頃です。
結局、早いうちからの香織さんとの関係が影響したのか、それとも私自身が最初からそうだったのか、アラサーの今に至るまで、男性に興味を持ったことはありません。

香織さんとの行為はさらにエスカレートしていき、それはもう、血は繋がらないとはいえ、親と娘との関係ではありませんでした。
行為を重ねるたびに、私も彼女を求めるようになっていきました。
そして私もいつしか、彼女を、ぎこちない「お母さん」ではなく、「香織さん」「香織」と名で呼ぶようになっていきました。

この後のことも描きたかったのですが、前置きが長すぎたせいで長文になってしまいました。
今回はこのあたりで。読んでいただいた方、ありがとうございます。
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8
投稿者:(無名)
2016/11/23 11:13:32    (/7M.Z8WC)
貴女の現在の職業は・・と言うのも余りにも文章が上手い。
決して偽りなどと言っている訳ではないのだが、文筆に長けている。
まるで小説を読んでいる様で・・・その方面のお仕事かな?
7
投稿者:コンドル
2016/11/21 22:15:14    (jyemZDp5)
なるほど、良くわかった。
6
投稿者:Yuki
2016/11/21 21:35:47    (fM6mK.34)
長い文なのに読んでいただきありがとうございます。

レズビアン向けのサイトでも体験談とかエッチな話題は少なくないのですが、さすがに養母との体験は引かれそうなので(笑)こんな風に投稿できるところがあって嬉しいです。

関係を持って初期の頃は、香織さんにも葛藤があった様子で、また、私自身にも戸惑いがないわけではなかったのですが、思春期に差し掛かっていた私は、やがて香織さんとの関係に完全に虜になってしまい、私の方から求めるようになっていきました。
そうなってしまっては、香織さんも、もはや欲求を隠そうとはしませんでした。

お客さんの来る予定のない週末は、ずっと二人きりで裸で過ごしたり、お風呂に入るのもいつも一緒で、エッチな気分になったら、そのままお風呂でセックスしたり。
さすがにこんなエッチだらけの毎日は、始めて1年ほどで落ち着きましたが、それ以降もセックスこそが二人の間の何よりものコミュニケーション手段でした。

都会の新しい同級生達とは仲良くなれたのですが、年齢相応の恋愛話ができないのは少しつらかったです。
友人達には説明が面倒なので、香織さんのことは、遠い親戚のおばさんにお世話になっていると話していました。
友人達は、私の高層マンションでの余裕ある生活を羨んでいましたが、本当のことは何一つ話していませんでした。

同級生のうち一人か二人ぐらいは私と同じぐらいの時期に経験を済ませて(といってもお相手は異性でしょうけど…)いる子もいたようですが、ほとんどの子はそうではありません。
夏休みの思い出に、夏祭りで初めて彼氏と手を繋いだとか、彼の家で初めてエッチをしたとか、あるいは家族で旅行をしてきたと嬉しそうに話す友人達を横で見ながら、「私は貸別荘でおばさんと一日中アソコを舐め合っていたよ」と心の中でつぶやいていました。

けれど、そんな関係もいつまでも続くわけがありません。
大学入学と同時に、香織さんは今後は普通の養母と養女の関係になろうと私に切り出してきました。
初恋の相手でもあり、その歳まで何年も、お風呂も寝るときも一緒だった、いつまでも一緒にいるのだろうと思っていた相手からの別れの言葉を、私はすぐには受け入れられませんでした。

香織さんの決意は固く、大学は家からも通える距離であったにもかかわらず、香織さんは私に新しいマンションを用意しました。
私立大の学費や家賃だけでなく、一人で暮らすには十分すぎるほどの生活費を与えられながら、私は香織さんに捨てられたんだと思っていました。
今なら、香織さんなりに悩んだ末の、私の将来を考えての決断だと理解できます。
「私はこの数年でもう一生分の恋を楽しんだから、あなたは本当に大事にできる人を探して。女でも男でも構わないから」香織さんの別れの言葉の一部です。

それでも、寂しや欲求を抑えられない私は、大学にもろくに通わず、出会い系やレズビアン向けのサイトで見つけた女性達と、次から次に一度きりの関係を重ねたり、当時はまだ珍しかったレズビアン向けの風俗(最近話題ですね)にのめり込んだりと、荒んだ生活を過ごしました。大学も一度は退学してしまいました。

結局、そんな私を香織さんは最後まで面倒を見続け、数年がけで立ち直った私は、人よりもだいぶ遅れて大学を卒業し、今は普通の社会人生活を送っています。
香織さんと同世代の年の離れた彼女もいます。彼女はあまりエッチが好きではないのが寂しいですが…。

一人前になるまで育ててくれた香織さんに、今では素直に感謝することができます。
とは言っても未練が完全になくなったわけではなく、今でもたまに里帰りして、お酒を飲んだ時などに、遠回しに誘ったりしてますが、香織さんの決意は硬く、一度もさせてくれたことはありません(苦笑)

またまた長い投稿になってしまいました。読んでいただいた方ありがとうございます。
5
投稿者:Yuki
2016/11/21 07:08:29    (fM6mK.34)
こちらの投稿をした者です。
皆さん、コメントありがとうございます。今夜にでも続きを投稿させていただきます。
4
投稿者:コンドル
2016/11/20 22:31:31    (hGo334Un)
僕も続きを聞きたい。話しの内容が具体的であり本当の話しと思う。
3
投稿者:(無名)
2016/11/20 09:26:14    (rO.UGrcx)
同じくぜひ続きを。んで、養女になったときって小学校高学年か中学生の頃?
2
投稿者:山ちゃん
2016/11/20 03:36:21    (ZZTZ1jab)
是非、続きが知りたいのでお願いします。
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