高校2年生の夏休み前の事を書きます。
その日は文系クラブの為、いつもより1時間位前に家を出た。駅に着くと、人で溢れていた。車両故障で30分程遅れている様だ。ホームで待っていると、頭一つデカイ高校生がコチラを見ていた。不良だとやだなぁと思っているとコッチに近づいて来た。
「●●木君?」と聞いて来た。「ハイ」と小声で答えると、「村槌だよ、▲中で同じ学年だった」と言ってきた。あっと思い出した。クラスが違うしスポーツ系苦手だったので話した事はないけど、サッカー部でゴールキーパーやってた奴だ。確かスポーツ推薦で有名高に入った。降りる駅は同じで北口と南口で反対方向だった。
「今まで会った事なかったねー」と言うと、「朝練するから早く登校する」。