夏が終わりバイトの講師も一段落。
気付けば月末。本業がやばい。
頑張れ俺と煽っても、夜が更けるほどだるくなって飽きてくる。

　夜半の風　あくびを一つ　秋の虫

帰り道、車の窓から流れ込む空気が少しずつ冷たくなっている。

　目を擦り　ハンドル握る　月に雲　
　　　　眠気覚ましの　コーヒーの湯気

帰ればもちろん誰もいない。昨夜の今頃はキャンピングカーで、セックスしていたのが嘘の様。泊まった彼女が作り置いていった酢豚が嬉しい。

　腹の虫　黙らせ思う　白い肌
　　　おかずよりオカズ　独り寝の夜

頭の体操終わり。さて寝るか。